川勝平太静岡県知事と田辺信宏静岡市長、鈴木康友浜松市長の「県・政令指定都市サミット」が21日、静岡市内で開催され、「しずおか型特別自治市」実現に向けての制度骨子と、3者が協働して取り組む姿勢を確認した。
将来を見据えた地域づくりなどを意見交換したトップ会談では、特別自治市の他、地震・津波対策、公共資産の有効活用を推進することも確認。地震・津波対策では、県のアクションプログラム2013に基づいて最優先に取り組むこととした。
「しずおか型特別自治市」実現に向けては、来年度以降に県から両市へ38業務の事務権限を移譲することを了承した。川勝知事は、静岡、浜松の両市が特別自治市として基盤を固めた場合、「県内の残る33市町を重点に支援することが県の役割となる」と述べた。
38業務の中には、住宅・土地統計調査、保全標識・説明板などの設置・補修、企業立地促進法の対応、砂利採取法による採取計画の認可、採石法による採取計画の認可、砂利および岩石採取計画の変更許可などが含まれている。
(2013/10/28)
建通新聞社 静岡支社