建通新聞社
2013/10/25
【大阪】守口調節池詳細設計を東京建設CT 府
大阪府都市整備部は、寝屋川北部地下河川整備で計画中の守口調節池について、シールド部と立て坑部(松生立坑)の詳細設計を東京建設コンサルタント(東京都豊島区)に一括委託した。納期は2014年6月末。工事発注は14年度以降になる見通し。
守口調節池は、寝屋川北部地下河川本線部で既設の鶴見立坑から、途中、西三荘水路と国道163号の地下を通り、大阪中央環状線と国道163号との交差点に至る全長3200bを計画。管径5b程度のシールドを検討しており、貯留量6万立方b、毎秒50万dの流量能力を確保する。
シールドタイプについては泥水式を想定。ルートの中間地点となる守口立坑を発進基地として、シールド機2台で発進立て坑から南・北両側に掘削する。
北側は守口立坑とともに今回の設計範囲に当たり、守口立坑〜松生立坑までの延長2237b(内径4・9b)を計画。南側は守口立坑〜鶴見立坑までの延長886b(内径5・1b)となっており、詳細設計は中央コンサルタンツ(大阪市中央区)で作成済み。全体供用は20年の出水期を予定している。
守口調節池は、寝屋川北部地下河川本線で未着工の鶴見調節池(鶴見立坑〜城北取水立坑)、都島調節池(城北取水立坑〜ポンプ場)の代替施設として、新たな枝線ルートを遅れ気味の本線より先に確保するもので、北部地下河川の全体的な機能向上を図る。