建通新聞社四国
2013/10/25
【愛媛】陸上競技場メーンスタンド改修を11月公告
愛媛県は、総合運動公園の陸上競技場メーンスタンド改修を11月に一般競争入札の公告、12月入札、工事請負契約議案を2月定例県議会に諮る。工事発注は改修工、電気設備、衛生設備、空調設備の4分離となる。
総合運動公園の各種施設は、2017年開催の愛媛国体に向け、再整備が進められている。
陸上競技場(ニンジニアスタジアム)のメーンスタンドの施設規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造4階建て延べ5370平方b。
整備内容は、現在の席数6443席の長椅子席を撤去し、個別席5277席、車椅子席55席、VIP席80席、記者席80席などに改修する他、スロープの配置変更、トイレのバリアフリー化などを進める。1〜4階にある会議室、トレーニング室、更衣室など諸室は各室を広めに再編し改修する。また11人乗り程度のエレベーター1〜2基を新設。スタンド自体は筋交いを入れるなどして耐震化する。
また、既設のスタンド屋根は残したまま、その上部を覆う形でより大きな片持ちスタンド屋根(鉄骨造、架構面積約1100平方b)を設置する。屋根改修はメーンスタンドと一括で発注する方針。
屋根新築の設計は10月末ごろの完了を見込み山下設計関西支社(大阪市中央区)で進められており、スタンド改修の設計は東畑建築事務所(大阪市中央区)が担当した。
陸上競技場では現在、バックスタンドとサイドスタンドの改修が14年2月の工期で進められており、入れ替わりでメーンスタンド改修に着工、15年度末ごろの工期で整備する。