建通新聞社(岡山)
2013/10/21
【岡山】11月15日まで意見募集 県警察本部庁舎整備
岡山県は、計画している県警察本部庁舎整備事業について県事業評価委員会の意見を踏まえ事業評価調書を公開し、11月15日まで県民の意見を募集している。
委員会意見は、県警本部庁舎の施設整備について、必要性や緊急性が認められるとし、内容もおおむね適当と判定。ただし、県の厳しい財政状況に十分配慮し、できるだけ建物建設費や管理運営費の縮減を図り、県民の納得のいくコストで整備すべきとしている。
県では、県民から意見を聞いたうえで11月下旬に総合評価書(案)を作成。12月上旬を目指して、大規模事業調整会議で方針を決定していく。実施が決まれば、公設公営方式で2014年度に基本設計、15年度実施設計・解体設計をそれぞれ外注。16年度から建設予定地の南庁舎解体や本体建築に着手し、19年7月完成(予定)というスケジュールが考えられている。
事業は県庁南庁舎を解体し跡地約1400平方bに免震構造の庁舎鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上13階建て延べ1万9000平方bを想定。事業費は建物建設費等89億5400万円(消費税8%・10%で試算、以下同)、解体工事費2億9920万円、設計・調査費等4億1331万円、セキュリティー等特殊システム整備費9億1414万円など。管理運営費は1億4224万円。基本計画は日本設計・宮ア建築設計事務所共同企業体。