日本工業経済新聞社(群馬)
2013/10/18
【群馬】富岡ですみずみパトロール隊が安全パトロール
建設業労働災害防止協会群馬県支部富岡分会(諸星和夫分会長)は17日、工事現場安全パトロールを女性による「環境すみずみパトロール隊」と合同で実施した。女性6人が加わり、女性目線で現場に危険が内在しないかすみずみまでパトロールした。
冒頭、諸星分会長は「われわれの視点では見逃しがちな部分もあると思う。角度を変えれば違った問題点が見えるのではないか。いつもと違う目線で現場を見ていただき、災害を防げれば。思ったことや感じたことをそのまま指摘してほしい」とあいさつした。
高崎労働基準監督署の城詰美智リ次長は「工事量の増加があっても労災があってはならない。行政の使命には労働者の安全と健康確保、快適な職場環境をつくることがある。本日の試みは私どもの目指す方向と一致し大変ありがたい」、県富岡森林事務所の鈴木靖夫所長は「男女共同参画といっても工事現場では圧倒的に男性の現場代理人が多いのが現状。ぜひ女性の新鮮な目で見ていただいて、現場の環境に対する新たな視点を皆さまに伝えてほしい」、県富岡土木事務所の堀口直樹次長は「現場事故防止のため、きめ細やかなチェックをお願いしたい。労災撲滅に大きく貢献されることを期待する」とそれぞれ呼びかけた。
その後、富岡管内の建築・土木工事現場のパトロールを実施した。女性視点ですみずみまで点検し、鋭い指摘も行われ、労災撲滅に一役買った。