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建通新聞社
2013/10/17

【大阪】大阪市公館ブライダル施設に活用

大阪市は、市公館を結婚式場などのブライダル・パーティー施設として、賃貸借により活用することを決めた。事業予定者は公募プロポーザルでPlan・Do・See(東京都千代田区)を選定。10月中に契約を締結し、2014年4月から新築・改修工事に着手。来秋のオープンを目指す。
 事業提案によると、敷地内に新たにミュージックホールやオフィス棟を新築するとともに、既存施設を改修し、レストラン事業、ウェディング事業などを展開する。また、会議室、お庭・茶室などは年中無休で利用できるようにする。
 本館庭園はイベントやガーデンレストランとして、一般に開放。災害時には避難場所として、備蓄食材の提供などを行う。本館棟は、内外装ともにきれいな部分を残し、できる限り少ない工事ボリュームで改修し、レストランや多目的ホールとして利用する。
 オフィス棟は、ウェディングサロンやパーティーの受け付け施設とし、景観や環境に配慮した新築を計画。駐車場には大型バスの駐車スペースを設ける。
 ミュージックホールは、芝生庭園の東側に緑に囲まれた施設を新築し、ミニコンサートや発表会などを行う。
 賃貸借期間は14年4月1日から24年3月末までとなっている。
 同公館は、1959年に建造。場所は大阪市都島区網島町10。本館、庭園を含めた1万3680平方bの敷地は、桜之宮公園に隣接し、造幣局のサクラ並木や天神祭の船渡御、大川を望むことができるなど好立地で、所管課の市政策企画室が「水辺の魅力拠点」としての活用へ4月から事業者を募集していた。