トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2013/10/15

【神奈川】神奈川県企業庁 「箱根地区水道事業包括委託」 公募型プロポでJFEグループを決定 県管工事協組も参加

 神奈川県企業庁は、「箱根地区水道事業包括委託」の公募型プロポーザルで、JFE(代表事業者)・デック・神奈川県管工事業協同組合・ジェネッツ・西原環境のグループを事業者に決定した。11月上旬に基本協定を結ぶ。決定した事業者は、11月に特別目的会社(SPC)を設立。12月に事業契約を結び、2014年4月1日に事業を開始する。
 プロポーザルへの参加者は、決定グループのほか、▽メタウォーター・勝俣組・日水コングループ▽日立・横浜ウォーターグループ▽ハスク(クボタ・クボタ環境サービスで構成)。JFEグループの提案が最高点を獲得した(業務提案80点満点、価格提案20点満点で審査)。
 箱根地区で、水源から末端給水までの水道施設の管理や工事、料金徴収までの一連の水道事業を包括的民間事業者に委託。水道事業運営の実績づくりやノウハウ習得の機会を提供し、民間事業者自らの国内・海外への水道事業展開を支援する。
 事業期間は14〜18年度の5年間。委託するのは、@管理(庁舎管理、広報など)A運営(受付、料金徴収、量水器点検)B施設関連(施設の運転監視制御、水質管理、工事など)C危機管理(災害・事故時対応、体制強化など)Dその他(箱根温泉原水供給など)−の各業務。企業庁が実施する業務は、事業計画の策定、委託業務の指導・監督などに限られる。
 現在は、工事・業務ごとに委託している水道管工事、浄水場・ポンプ所工事、浄水施設の維持管理、漏水調査などと、県企業庁が直轄で行っている工事設計・監督、水質管理、窓口業務などを民間事業者が一括で行う。
 給水区域は、箱根町の仙石原、宮城野、強羅、木賀(木賀、新田、川向)、元箱根(旧札場、三右エ門平、禅月山、神宮山)−各地区。地区の給水戸数は4357戸で、給水人口は6493人(箱根町人口の約49%)。年間使用水量は、249万5495立方b。