日本工業経済新聞社(群馬)
2013/10/10
【群馬】来年度から西部地区で区画整理
県西部農業事務所農村整備課は、安中市と富岡市にまたがる松義台地の区画整理を効率的に展開するため3地区に分割して推進、松義西部地区では幹線道路の路体工などを実施しており、今後その付帯工を発注する。区画整理には来年度から着手していく。松義中部地区では区画整理が本格化しており、下期には来年度に予定する区画整理の準備工事などを発注していく。
松義台地の畑地帯は、地形が不整形で小区画農地と狭小な農道で農地の利用集積が進んでいない状況となっている。区画整理を実施し効率的な営農基盤を確立することにより、優良農地の利用集積を促進し、担い手の育成を図ることを目的に松義東部、松義中部、松義西部の3地区に分けて区画整理を進めている。
このうち松義西部地区には2012年度から事業着手している。全体計画は整地工A44・0ha、道路工L8690m、排水路工L728mで、総事業費は7億4200万円。本年度は幹線道路L1qの路体工や地区内の盛土工、埋蔵文化財調査などを実施している。今後、12月ころに幹線道路の付帯工を発注する予定。来年度から区画整理工A11・8haやキュウイ棚などの移設補償業務を進めていく。17年度での事業完了を目指す。
松義中部地区には08年度から事業着手しており、順調に区画整理工が進んでいる。本年度はすでに区画整理工や舗装工、排水路付帯工などを発注しており、今後12月ころに来年度に予定する工事の準備工事を発注する。このほか、埋蔵文化財調査や電柱、水道管などの移設補償業務を進めていく。中部地区の全体計画は整地工A101・2ha、道路工L1万9765m、排水路工L1万818m、ため池改修V1000立方mで全体事業費は19億4000万円。来年度は残る4・4haの区画整理や幹線道路舗装工事を実施する。15年度までに補完工事を終わらせ、16年度の換地業務をもって事業完了を図る。
松義東部地区では本年度、補完工事や換地業務を行い14年度事業完了となる。