建通新聞社
2013/10/09
【大阪】大阪北小跡地開発プロポ公示 大阪市教委
大阪市教育委員会は、大阪北小学校と曽根崎幼稚園の跡地約7000平方bを民間事業者に売却し開発する計画で、事業者募集のプロポーザルを公示した。参加申し込みは2014年1月14〜17日を予定。現地見学はできる限り参加することとし、参加申し込み前の10月22日に開催する。
同跡地は、古くから飲食店や娯楽店などが集まる繁華街「大阪キタ」の一角に位置。敷地面積は6934平方b。曽根崎心中の舞台となったお初天神が近接するなど、集客施設の開発には立地条件も良く、小学校の閉鎖後、跡地活用が注目されていた。
場所は大阪市北区曽根崎2丁目15番街区。地目は宅地。用途は商業地域。今後の開発については、商業や住宅などからなる地域活性化施設と防災機能を備えて、環境負荷の低減にも考慮した施設を想定している。
プロポの評価項目には、▽敷地全体の活用▽環境負荷の低減策▽お初天神通り商店街に面したにぎわいの創出▽新御堂筋沿いのデザイン的工夫▽避難施設としての機能や動線計画▽具体的な事業スケジュール−などを設定。
プロポで提案した計画内容は、外部有識者からなる選定会議に諮り、優秀提案者を選定。そのうち、土地建物の売り払いにかかる提案価格から市負担額(市が管理する防災施設の賃借料で、最長30年間を予定)を差し引いて、最も市に有利となる提案を行った者を、最優秀提案者(事業予定者)として選定する。
売却予定価格は12月上旬に公表する予定。