日本工業経済新聞社(群馬)
2013/10/09
【群馬】吾妻地区産業安全衛生大会が盛大に挙行
中之条労働基準監督署、吾妻労働基準協会、建設業労働災害防止協会吾妻分会、陸上貨物運送事業労働災害防止協会吾妻分会、林業・木材製品製造業労働災害防止協会吾妻分会の主催、吾妻郡町村会の後援で8日、2013年度吾妻地区産業安全衛生大会が中之条町ツインプラザで盛大に挙行された。
開会に続き、あいさつに立った吾妻労働基準協会の池原純会長は「ことしに入り、休業4日以上の災害は8月末時点で42件と前年より11件ほど多くなっている」と現状を説明。続けて「労働災害を撲滅するためには、ハードとソフトの両面による快適な職場の形成が必要。労働災害を見直し、引き続きゼロ災害を目指してほしい」と呼びかけた。また、中之条労働基準監督署の佐藤寿署長も「人命尊重の理念を胸に刻み、自分と家族、さらには仲間の家族も守るため、今後も適切な対策と行動をお願いしたい」と求めた。
中之条労働基準監督署長表彰および吾妻労働基準協会長表彰の授与式、7月2日に開催された群馬産業安全衛生大会での各種表彰披露などが行われたのち、来賓祝辞では群馬労働局労働基準部の寺村裕司健康安全課長、吾妻郡町村会の荒木毅会長(高山村長)、吾妻郡町村議会議長会の竹内良太郎会長(長野原町議会議長)、群馬労働基準協会連合会の原嶋敏郎事務局次長が順次登壇。寺村課長は「安全第一の 認識をさらに深め、労働災害防止活動を徹底していただきたい」と要請し、荒木会長は「日ごろより、労働災害の防止に努力している皆さま方に感謝と敬意を表する」と祝意を寄せた。
竹内会長は「いかなる場合でも、働く者の健康と安全を最優先し、組織一丸となって取り組んでほしい」と述べ、原嶋事務局次長は「表彰された方々をはじめとし、皆さま方には吾妻地区のさらなる発展に力を注いでもらえれば」と期待した。
その後、建設業労働災害防止協会吾妻分会の武藤義徳分会長が大会宣言を声高らかに読み上げ、労働災害の撲滅を誓った。
休憩を挟み、若手噺家の春風亭昇也氏を迎えた記念落語講演が行われた。