建通新聞社(岡山)
2013/10/07
【岡山】支援業務を15日まで受け付け 建築設計も近く外注
倉敷市立児島市民病院事務局は、病院改築整備支援業務を公募型プロポーザル方式で公告、10月15日午後5時まで参加申し込みを受け付けている。同業務は、改築の設計業務との整合性を図りながら、改築後の各部門での運営計画、現病院の医療機器の移設や整備計画、医療情報システム計画などの整備についての支援を行うもの。建築設計業務についても近く外注されるもようだ。
今回の提案書提出期限は23日午後5時まで。28日までに応募者に1次選定結果を発送、11月12日にプレゼンテーション、ヒアリングによる2次選定を実施する予定。委託金額は税込みで2500万円以内。履行期限は2015年5月29日。
9月補正予算で児島市民病院事業会計に建て替えに伴う基本・実施設計費6095万円、14年度債務負担行為1億4222万円の総額2億0317万円を予算化している。構想では14年度末までに設計を完了させるため年内にも委託業者を選定、15〜17年度で新築工事、新病棟開院後の18年度に既存施設の解体、外構工事を想定。設計を含む建設関連工事費は総額で47億9000万円程度を試算している。
新病院は、児島駅前2ノ39(敷地面積1万6762平方b)の南側の現駐車場に建て替えるもので、規模は鉄筋コンクリート造または鉄骨造の6階建て延べ1万3860平方bの免震構造を想定。1・2階は外来、3〜6階は病棟でエネルギー棟は別棟とする。なお、1995年3月に整備した第2診療所棟と13年に整備した保育所は既存のまま活用する。病床数は198床(一般病床168床、療養病床30床)で、診療科目は緩和ケア内科、皮膚科、精神科、歯科口腔外科を追加し23科。
なお、現病院の施設概要は、鉄筋コンクリート造5階建て延べ1万2304平方b。建設構想検討業務は、アイテック(東京都中央区)。