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北海道建設新聞社
2013/10/07

【北海道】斗南病院移転改築の基本・実施設計、工事監理を大建設計に決める

国家公務員共済組合連合会(KKR、東京都千代田区九段南1丁目1の10、尾原栄夫理事長)は、札幌市中央区にあるKKR札幌医療センター斗南病院移転改築の基本・実施設計、工事監理を大建設計に依頼した。基本計画段階で11階建て、延べ約2万2700m²の規模。今後1年をかけて設計を進め、2014年12月の着工を予定している。
 現在の斗南病院は中央区北1条西6丁目に所在。KKRでは築50年以上が経過し、老朽化していることなどから建て替えを決めた。建設地として、昨年11月には中央区北4条西7丁目の道有地を、50年間定期借地することで道と合意している。
 設計などの一般競争入札を9月27日に行い、落札額は9380万円(税抜き)。同30日に契約した。
 基本計画段階でのフロア構成は1、2階が外来、3階が検査やリハビリなどのスペース、4階が手術室、5階が医局、6―10階を病室とし、11階には食堂などを設ける。
 手術室は8室あり、道内では導入例が少ないハイブリッド手術室も用意する。同手術室は手術台と血管撮影装置を組み合わせたもので、手術の安全性などを高めるとされる。
 病床数は現状の243床とするが、個室を望む人が増えていることを受け、個室率を50%まで引き上げる。
 設計業務は14年9月30日までで、同年12月1日の着工、16年8月末までの完成を予定している。