建通新聞社四国
2013/10/04
【愛媛】社会福祉施設の耐震化率は82%
愛媛県内の社会福祉施設などの耐震化率は82・2%で、全国平均の84・2%を若干下回る。これは厚生労働省が2012年4月1日時点で行った調査結果が先ほどまとまった。調査は県全体と中核市の松山市で実施。
社会福祉施設としての調査対象は保育所、障害者支援施設、特別養護老人ホーム、保護施設など。
県全体の社会福祉施設などの棟数は1891棟、うち耐震済みの棟数が1554棟あり、耐震化率は82・2%。中核市の松山市内の全棟数は780棟、うち耐震済みの棟数が689棟あり、耐震化率は88・3%で、県全体より6ポイントほど高いうえ、中核市の全国平均83・1%を5ポイントほど上回っている。
公共施設と私立施設別では、県全体の公立施設の耐震化率は70・6%(全国平均78・2%)。全棟数653棟のうち耐震済み棟数は461棟。松山市では78・5%(同73・0%)で全65棟のうち耐震済み棟数は51棟。
県全体の私立施設の耐震化率は88・3%(同86・7%)。全棟数1238棟のうち耐震済み棟数は1093棟。松山市では89・2%(同84・9%)で全715棟のうち耐震済み棟数は638棟となっており、公共施設より私立施設の方が耐震化が進んでいる状況が明らかとなった。