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建通新聞社
2013/10/02

【大阪】高槻市 安満遺跡公園整備構想素案を11月

高槻市は、京都大学大学院農学研究科付属農場の跡地に計画されている(仮称)安満遺跡公園について、2014年3月に正式な整備構想を策定し、15年11月の都市計画決定を目指す。今後は整備構想素案について、10月15日の検討委員会で議論した後、11月に開かれる特別委員会で承認を受け次第、内容を公表する考えだ。
 京都大学大学院農学研究科付属農場が移転を決定されたことに伴い、農場跡地とその一帯の22・4fについて公有地化を進めながら整備する計画。所在地は高槻市八丁畷町。
 公園整備に当たっては史跡事業エリア(約12・8f)、防災事業エリア(約8・9f)、公園区域外となる市街地区域(約0・3f)、道路部分(約0・7f)に分割して事業をそれぞれ進めていく。19年度に一次開園、22年度に二次開園を予定している。
 現在の段階で計画されている内容は、防災拠点としての機能を備えるため、災害用臨時ヘリポート(250平方b以上の芝生広場)や防火樹林帯などを整備するほか、雨水貯留施設を築造する。雨水貯留施設は、本年度に浸水シミュレーションと基本設計を委託、14年度に埋蔵文化財調査と実施設計を実施し、15年度に工事に着手する見通し。
 また、市街地区域では子どもの拠点施設を建設する。保育園や子育てステーションなど子育て支援機能強化のための包括的な施設を目指しており、順調ならば15年度に基本設計と実施設計を外注、16年度に工事に着手する。施設の開設は18年度を予定している。
 このほか、市民の活動・交流拠点となるパークセンターや、跡地に残る農場建物を活用して史跡ガイダンススペースの整備などが検討されている。
 公園へアクセスするための道路整備については、本年度内に基本設計を完了、14年11月の都市計画決定後、15年度に実施設計を外注し、16年度以降に工事に入る。