日本工業経済新聞社(茨城)
2013/10/02
【茨城】県大子工務所で2橋耐震設計者決まる
県大子工務所は、北茨城大子線の根本橋(大子町小生瀬)と国道461号の月居橋(大子町袋田)で耐震補強を行う。今月1日、委託入札で設計者を鞄ケ路建設コンサルタント(千葉県)と樺キ大(東京都)に選定。大子工務所ではこれ以外にも3橋の補強設計に着手。これら合計5件の工事を次年度以降に順次進めたい考えだ。
県では、2010年3月に策定した橋梁長寿命化修繕計画に基づき、損傷が大きくなる前の予防的な対策を行っている。この流れにそって、大子工務所でも橋梁の耐震化を計画。
本年度は5橋の耐震設計を行う予定で、先月25日には国道118号に架かる3橋の耐震設計者を入札で選定。奥久慈橋(大子町頃藤、5径間ポステンションT桁橋)を鞄結梃嚼ンコンサルタント(東京都)、鰐ケ渕橋(大子町下津原、5径間ポステンションT桁橋)を兜沁Rコンサルタント(福岡県)、小磯橋(大子町袋田、2径間連続版桁橋)を葛ヲ和コンサルタンツ(東京都)に決めた。
これに続いて今月1日には根本橋の耐震設計の入札が開札され、道路建設コンサルタントが税抜き458万円で落札。同者は橋脚1基の補強工法検討と詳細設計、落橋防止システム設計を90日で進める。なお同橋は1961年(昭和36年)に完成した2径間PC床版橋で、橋長が15・6m、幅員が6・7m。
一方の月居橋は75年(昭和50年)建設の4径間方杖ラーメン単純活荷重合成桁鋼橋で橋長85m、幅員10・25m(歩道含む)。長大が税抜き945万円で落札した。同者は橋脚2基の補強工法検討と詳細設計、落橋防止システム設計を120日で進める。