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建通新聞社
2013/10/01

【大阪】協和で新たな流域調節池検討開始 大阪府

大阪府寝屋川水系改修工営所は、新たな流域調節池を所管エリアの南北各1カ所に整備する方針の下、2件の検討業務を協和コンサルタンツ(大阪市北区)に委託した。納期は2015年2月27日。流域調節池氾濫解析データを基に、新たな流域調節池に必要な規模などを割り出し、15年度以降の着工に備える。
 同工営所では、寝屋川流域の総合的な治水対策を実施。流域調節池は、水路や下水道が流しきれない雨水を一時貯留し、周辺地域の浸水被害を軽減する効果がある。これまでに管内の23カ所に整備し、供用中の総貯留量は57万2700立方bに及ぶ。
 現在、施工中の西郷通(24番目の調節池)が完成すれば、同流域でさらに4万立方bの貯留が可能となる。
 西郷通調節池は、14年6月の供用開始を予定。下水管から調節池本体につなぐ二つの管渠整備のうち寺方取水施設工を久本組が施工し、本年度末にも完成する。大枝取水施設工は、久本・岸本JVで施工中。
 今後の調節池整備について同工営所は、「大規模な施設より、1万d程度を数多く配置していく方がいいのではないか」としており、この考え方に基づき、新たな調節池の規模や建設可能な場所の把握を進めるもよう。
 検討業務は、一級河川寝屋川寝屋川北部流域調節池検討(委託額3514万円)と同南部(委託額3561万円)の2件に分け外注した。