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建通新聞社
2013/09/25

【大阪】18年度までに全橋耐震化 大阪市建設局

大阪市建設局は、耐震対策が未了の橋梁15橋について、2018年度までに耐震化を完了させる方針。本年度は、うち8橋分の対策工事を予定しており、下半期に寝屋川大橋と大東橋の2橋の対策工事を発注し新規着手するほか、継続工事分では、十八条大橋、新淀川大橋、長柄橋、阪堺大橋の4橋の工事発注を予定。他の2橋は、三津屋高架橋が工事発注済みで今後対策に着手、木津川大橋についてはすでに対策工事を完了した。
 同局が管理する橋梁は全767橋。うち未耐震橋梁は15橋で全体の2%にとどまる。ただ、橋長100b以上の大規模橋梁が約半数に当たる7橋を占め、災害時に物資などを輸送する交通ネットワークを守る観点から、耐震化が急務となっている。
 大規模橋梁は、淀川に架かる長柄橋、新淀川大橋、新十三大橋、大和川に架かる阪堺大橋、吾彦大橋、神崎川に架かる十八条大橋、木津川に架かる木津川大橋(13年度上半期対策完了)の7橋が未耐震。
 吾彦大橋については、本年度に詳細設計を作成し、14年度以降の工事発注を目指す。
 大規模橋梁以外では、寝屋川大橋、大東橋、三津屋高架橋、十三バイパス高架橋、中津高架橋、阪急高架橋、北方貨物線高架橋、大浪橋高架橋の8橋が未耐震。うち寝屋川大橋、大東橋、三津屋高架橋(工事発注完了)の3橋について、下半期に工事を発注し耐震化に着手する。残る5橋については順次設計を外注し、14年度以降の工事発注を目指す。
 大阪市では橋齢50歳以上の橋の割合が全国平均約6%に対して、約20%と高く、架け替えや維持管理など事業費の増大を予測。橋梁を良好な状態で将来に引き継ぐための必要な事業計画・実施方針として「大阪市橋梁保全計画」を策定し、耐震化や長寿命化に取り組んでいる。