日本工業経済新聞社(茨城)
2013/09/25
【茨城】日立市2小の天井対策工 日立建設が設計
日立市は、日高小学校体育館(日高町)と滑川中学校柔剣道場(東滑川町)の天井等落下防止対策に向け、実施設計を鞄立建設設計(東京都千代田区)に委託した。工事は、早ければ日高小が10月中にも発注され、滑川中は来年度以降となる。9月補正に日高小の工事費1400万円が計上予定。
天井等落下防止対策工事は、文部科学省のモデル事業採択を受けて実施するもの。予備費を活用し、9月3日には実施設計の委託入札が開札され、日立建設設計が税抜き350万円で落札。同者は来年3月7日をめどに、両校の設計と監理、文科省への報告業務を行う。
日高小の設計については10月をめどにまとめ、その後、工事発注する。そして来年2月までには工事を終え、文科省へ報告したい考え。9月補正予算には非構造部材耐震対策工事として1400万円を計上予定。
吊り天井への対策については、吊り天井の強度を増すか、撤去するかの2つだが、撤去した際に問題となるのが防音性と断熱性。体育館を利用する際に音の響きや熱がこもるなどの問題が発生してしまう。そういった点を勘案しながら、今後どう工事するかを検討していく。
なお滑川中については本年度は設計のみで、工事は来年度以降となる。
日高小体育館は1972年にS造2階建て延べ739uで建設。滑川中柔剣道場は89年にRC造一部S造平屋建て延べ556uで建てられている。