建通新聞社四国
2013/09/20
【高知】安芸高校南校舎、11月に3分離で
高知県教育委員会は、安芸高校南舎などを改築するため、11月ごろ建築主体、電気設備、機械設備の3分離で公告する。建築主体は2者程度のJVとなる予定で、当初は議会承認案件となる可能性もあったが、工事費が5億円未満の見込みとなったため、通常の一般競争入札として公告する。また改築に先立ち、既存南舎などの解体を10月中に公告する。
改築する校舎の規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造4階建て延べ2463平方b。1階にマルチメディアルーム、会議室、2階に書道教室、3階に図書館、特別教室、4階に調理室、音楽室などを設ける。中舎と結ぶ鉄骨造2階建て延べ173平方bの渡り廊下も設置する。
解体する既存校舎の規模は、南舎のうち1963年に建設した鉄筋コンクリート造3階建て延べ1861平方bと隣接する同造2階建て延べ468平方bの図書館。87年に増築した同造3階建て延べ567平方bの建物はそのまま残し、1階を技術室、2階を第2パソコン教室、3階を特別教室として整備する。
2013年度当初予算では、14年度までの債務負担行為として、事業費6億8983万円を設定。14年度末の完成を目指す。実施設計はASA設計事務所(高知市)、設備設計はシグマ設備設計室(高知市)が担当。
また、同校では本館の耐震補強工事を近日中に公告する。規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ延べ3554平方b。鉄骨ブレースや耐震スリットなどの在来工法で補強する。13年度末の完成を予定。主体設計はハウジング総合コンサルタント(高知市)、設備設計は常石設備設計室(高知市)が担当。