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建通新聞社四国
2013/09/17

【香川】3処理区の幹線管渠耐震対策着手

 香川県は、香東川流域下水道高松西部処理区など3処理区の幹線管渠耐震診断(簡易診断)業務をエイト日本技術開発(高松支店・高松市)らに委託。2014年度以降の耐震対策工事に本格的に取り組む。
 耐震診断(簡易診断)に着手したのは、▽香東川流域下水道(高松西部処理区)幹線管渠(高松市香西本町ほか)全延長39・1`b、委託先はエイト日本技術開発▽中讃流域下水道(大束川処理区)幹線管渠(宇多津町ほか)全延長28・6`b、日本上下水道設計(高松出張所・高松市)▽同(金倉川処理区)幹線管渠(多度津町ほか)全延長19・6`b、日本上下水道設計―の3処理区。
 同診断では、県が3月に公表した地震・津波被害想定の1次公表を踏まえて、幹線管渠の耐震性、液状化などの対応箇所を面的に把握。これに防災拠点や広域避難場所などが示された地域防災計画との整合性、緊急輸送道路、河川・軌道との横断箇所など社会的な影響を考慮しつつ、優先順位の区間を設定する。
 3処理区ともに14年1月31日までの耐震診断(簡易診断)の成果を基に、優先度の高い区間の耐震計算や耐震性能を検証する詳細診断に取り組み、14年度から詳細設計に着手する。
 レベル1、2の地震動での幹線管渠に求められる流下能力や、マンホール自体と継手部との耐震性能なども検証。施工法は幹線管渠耐震化の施工区間が絞られ、詳細診断が実施される段階で確立させる考えだ。
 対策工事は詳細診断に移行していく過程で施工箇所の量的な把握が可能になるため、14年度以降のできるだけ早期に対応していく方針。