日本工業経済新聞社(群馬)
2013/09/12
【群馬】イケアとベイシアが土地売買契約締結 土地取得にめど
前橋市南部拠点西地区土地区画整理事業の代表事業者であるベイシア(赤石好弘代表取締役社長)は12日、スウェーデンを発祥とする大型家具専門店イケア・ジャパン(ミカエル・パルムクイスト代表取締役社長、千葉県船橋市)と同事業地内の敷地6万8000uの土地売買契約を締結したと発表し、同日、両者は山本龍前橋市長を表敬訪問した。
両者は8月29日付けで、契約締結を完了しており、北関東で初のIKEAストアの出店が事実上決定した。今後は遠くないうちに土地取得の手続きへと進む。
イケア・ジャパンは世界26カ国で320店舗を展開。国内では6店舗を設置しており、2014年春には立川、同年秋に仙台、その後広島での開業を予定している。前橋での開業予定日は明らかにされていないが、15年以降が見込まれる。
設置する店舗設計者は未定だが、標準型のイケアストア規模を想定し、これから施設規模やデザインの検討を進めるもよう。同社のPRマネージャーは同地への進出について「楽しみにしていたエリア」とコメント。
表敬訪問の会談後、山本市長は取材に応じ「イケアが選んだ日本中の最適地が前橋市。これはひとつの産業界への弾みになる。雇用創出、賑わいの創出にもつながるだろう」と期待感を表した。