千葉市スポーツ振興課はこのほど、(仮称)高洲市民プール・体育館再整備事業の概要を公表した。同事業については本年度、実施設計をINA新建築研究所(東京都文京区白山3−1−8)へ委託して進めているが、10月ごろに建築基準法第48条(用途地域)に基づく公聴会を開いたうえで、12月ごろに同許可を受ける予定でいる。本年度の実施設計に続いて2014〜15年度で建設を進め、16年4月オープンを目指す。
現在の高洲市民プール・体育館(美浜区高洲4−2−1)は1972年に建設されたもので、水連公認の50mプールのほか25mプールを備え、73年開催の若潮国体では水球の会場として使用された。また、体育館はバドミントンや卓球など地域住民のスポーツ活動に利用されてきた。
しかし、建設から41年を経過し老朽化が著しいうえに、東日本大震災による液状化でプールサイドがほぼ全面にわたって陥没するなど大きな被害を受けた。その後、体育館は復旧したものの、プールは使用できないままになっている。このため市は、西側に隣接する海洋公民館こじま跡地(美浜区高洲4−2−2、敷地7624・67u)を建設用地として、再整備を進めることにした。