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建通新聞社(岡山)
2013/09/11

【岡山】詳細設計を外注予定 野花大橋補修対策 工事は2014年度

 岡山市道路管理課は、岡山市北区野殿西町の野花大橋のコンクリート片落下について、各部材(上部・下部・橋面・高欄など)の詳細な目視点検と中性化試験などの詳細調査を行い、2013年度内に補修対策のための詳細設計を外注する予定。
 工事発注は14年度になる見通し。
 落下したコンクリート片は、長さ15a×幅10a×厚さ2aの重さ約700c。市では同橋のコンクリート落下原因は、橋面排水管から漏れた雨水が経年的にコンクリートを中性化させ、鉄筋がさびて膨張したことにより、コンクリート片が剥離し、緊急点検時に除去した箇所についても、多くの雨水が浸水しやすい箇所であり、コンクリートが中性化したことなどにより脆弱(ぜいじゃく)になっていた可能性があると見解している。
 応急対策として、除去を行ったコンクリート面に対しては、鉄筋露出面をワイヤブラシによりさびを除去し、防錆処理、噴霧式固化剤により表面強度を強化する応急対策を行った。対策工事実施までに期間を要することから安全ネットを設置し、通行者の安全を確保した。