建通新聞社(神奈川)
2013/09/10
【神奈川】神奈川県 9月県議会開会 黒岩知事「東京五輪は県経済のチャンス」
神奈川県の9月県議会が10日に開会した。12月20日まで、102日間の会期で、補正予算案の他、条例改正など20の議案を審議する。
黒岩祐治県知事は提案説明で、2020年開催が決まった東京五輪について、「神奈川県としても可能な限り協力したい。また、県経済のエンジンを回すチャンスとしても生かしていきたい」と語った。今後の施策としては、「県は超高齢化社会を迎え、今のままでは成り立たなくなる。県が目指すのはヘルスケアニューフロンティア≠ナあり、健康寿命日本一を達成し、これを世界に発信する神奈川モデルとしたい」と強調。「『京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区』と『さがみロボット産業特区』の連携によるヘルスケアニューフロンティアが国家戦略にふさわしい」と国家戦略特区実現への決意を述べた。
9月県議会に上程する補正予算は、総額約69億4300万円。主な内容は、ライフイノベーションセンター(仮称)の整備推進、谷ケ原配水池太陽光発電設備設置、かながわ女性センター再整備工事設計、住宅用スマートエネルギー設備導入に対する追加補助、6次産業化事業計画の認定を受けた農林水産加工施設整備に対する補助−など。
工事契約の審議は、一般国道134号擁壁改修など3件。
条例改正は13件。「神奈川行政機関設置条例の一部を改正する条例案」は、県税事務所を現在の18事務所から12事務所に再編・統合するためのもの。