日本工業経済新聞社(茨城)
2013/09/07
【茨城】ひたちBRTまちづくりプロポ 計量・トーニチJVに
日立市公共交通政策課は、ひたちBRTまちづくり計画の策定業者をプロポーザルで計量計画研究所・トーニチコンサルタントJVに決めた。バス高速輸送システム「ひたちBRT」を活かしたまちづくりの基本方針となるもの。同者は旧鮎川駅以北の延伸ルートの検討も含め、年度末をめどに計画をまとめる。なお整備については第2期に着手する。
ひたちBRTは、南北を縦断する日立電鉄線跡の旧久慈浜駅から旧鮎川駅間(約8・5q)をバス専用道路として整備する。単線で専用道路が幅員4m、歩道が幅員3・5m(一部2・5m)。約700m間隔に停留所を14カ所設置し、その半分は旧鉄道の駅を利用する。
市では、BRTを活かしたまちづくりの基本方針などを定めるべく、計画策定の業務を7月16日から公募。その結果、6者から提案があり、8月30日の審査委員会で最優秀提案者を決めた。今月中旬に契約し年度末をめどに計画をまとめる。
計画では、BRTを活かしたまちづくりの基本方針のほか、それを踏まえた施設計画や、旧鮎川駅以北の延伸ルートも検討していく。契約額は事前に示された予算額1780万円の範囲内となる。
なお整備進捗については、ことし3月までに第1期区間(3・2q)が開通。これに続いて第2期区間の整備が第2四半期から順次発注される。大甕から東多賀にかけての約6qを、南側から北側にかけて整備するもの。今月24日には大沼川橋梁の下部工事入札が開札される。