日本工業経済新聞社(群馬)
2013/09/06
【群馬】庚申山総合公園を5カ年で整備
藤岡市は、本年度から5カ年計画で藤岡地内の都市計画公園5・5・1庚申山総合公園の「ふじの咲く丘」南西に隣接する3haを森林ゾーンとして拡張整備に着手する。本年度はこれから詳細設計を委託し、工事は来年9月ごろの着工を予定している。総事業費には約3億3000万円を見込んでいる。
計画地は市街地から2qに位置し、良好な自然環境を有している。市民の交流や憩いの場としてだけでなく、緑の保全や自然を活用したレクリエーションの場として公園整備を進めてきており、1975年から随時拡張し供用されている。本年度からは「ふじの咲く丘」ゾーンに隣接する森林ゾーンとして、花木の整備を中心とした静的な空間整備に着手。既存樹林の半分程度を植生転換して癒しの空間を意識した整備を2017年度までの5カ年計画で進めていく。
計画では◇四季の花木植栽・ふじ色の路整備◇眺望の丘整備◇記念樹植栽◇散策路整備◇雑木間伐◇藤棚の延長整備−を実施する。資金計画は用地費が8230万円、工事費が2億4070万円、測量試験費が700万円で計3億3000万円。
具体的な工事量として◇整地工6700u(単価404円、計270万8475円)◇草刈工6700u(同2376円、1591万9200円)◇抜開抜根6700u(同1万973円、7351万5750円)◇幅員3mの園路工3000u(同7260円、2178万円)◇舗装工1500u(同5万9400円、8910万円)◇ふじ色の花木植栽200本(同1万4270円、285万4000円)◇やまつつじ植栽1500本(同4450円、667万5000円)◇ベンチ設置5基(同58万7400円、293万7000円)◇あずまや設置1基(同1174万6600円)◇案内板設置12基(同112万2000円、1346万4000円)−を見込んでいる。
これから詳細設計に着手し、13・14年度の2カ年で用地買収も進めていく。工事は来年9月ごろから17年度末までに完了させる。年度別支出計画は13年度が用地費4300万円、測量試験費700万円、14年度が用地費3930万円、工事費3070万円、15〜17年度がそれぞれ工事費7000万円となっている。