建通新聞社
2013/09/06
【大阪】箕面森町企業用地約25f 立地意向調査
大阪府箕面整備事務所は、箕面森町第3区域(企業用地)約25fについて、施設立地に関する進出意向調査を実施する。エントリー募集は10月末まで受け付ける。事前に企業ニーズや事業計画を把握しておくことで、保留地の処分可能性を精査できるほか、第3区域の基盤整備工事をスムーズに進める狙いがある。
第3区域(箕面市森町西)は、住宅用に計画していた部分を企業用地に変更するもので、止々呂美吉川線(造成に併せて整備)沿いの約25fで計画。現在、新名神高速道路関連工事で発生した土砂を利用して造成を進めている。現時点の進捗率は2割。
2014年度末までに造成を終える予定で、その後、府の構造改革プランに基づく事業化判断を待って、早ければ15年度から基盤整備に着手。16年度末ごろまでに基盤整備を完了し、地盤が安定するのを見極めた上で、立地企業の募集・土地売却を行うスケジュールを組んでいる。
地盤の安定には3年程度が見込まれ、土地の引き渡しは17〜18年度になるもよう。
基盤整備での区割りや区画道路の配置などは、今回の意向調査を踏まえて決定する。インフラについては止々呂美吉川線(幅員12〜18b、2車線)、上水道、下水道、電気、ガス、通信などを計画している。
今後は、進出意向調査と並行して、箕面市と都市計画上の用途変更に向けた協議を行い、14年度にも同市の都市計画審議会に変更案を諮る。
同企業用地の売却事業は、府の構造改革プランにも位置付けられており、14年度末の事業化の可否判断に向け、需要の把握、採算性などの検討も急ぐ考えだ。
土地価格は1平方b当たり約5万円を想定。25fで単純に計算すると売却額は125億円に上る。なお、基盤整備の工事費は、土地の売却益で賄うこととしている。