静岡県は、(仮称)富士山世界遺産センターの建設地を富士宮市宮町の「せせらぎ広場周辺地」約7300平方bに決めた。
建設地選定では、富士山周辺の市町から推薦された候補地について、有識者からの意見を踏まえて評価した。選定地は、富士山本宮浅間大社に近接し、他の構成資産との関連性も高く、世界文化遺産としてのストーリー性が極めて高い場所としている。
有識者からは付帯意見として、@富士宮市の街づくりとして、鳥居から富士山本宮浅間大社への導入路の整備や街並み景観の改善A構成資産へのアクセス検討B来館者、来訪者の受け入れ体制の整備C駐車場の確保−などが出された。
建設地が市有地の他に民有地も含まれることから県は、今後は富士宮市の協力を得ながらセンターの整備を進めていく。市が民有地を買収または借り上げた上で、市有地とともに、県に無償貸与する方向となっている。
また県は今後、施設の設計などについて検討を進めることとなる。
(2013/9/4)
建通新聞社 静岡支社