トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2013/09/03

【高知】子ども総合センター、東畑・山口JVに

 高知県地域福祉部は、高知県子ども総合センター(仮称)を建設するため、基本設計を公募型プロポーザル方式で審査した結果、東畑・山口英治設計共同体を候補者として選定した。今後、正式契約を結び、2014年3月31日までの納期で進める。14年度は、引き続き同設計共同体と随意契約を結び実施設計を進める予定で、15〜16年度に建設工事を行い、17年4月1日の利用開始を目指す。
 高知県子ども総合センターは、老朽化している療育福祉センターと中央児童相談所を合同、地震発生時の津波浸水に対する安全性や利用者にとっての交通の利便性、また一定規模の敷地面積が必要なことから、現在の療育福祉センター(高知市若草町10ノ5)の敷地約1万平方bに建て替える。既存の本館(鉄筋コンクリート造2階建て延べ6239平方b)、難聴幼児通園棟(同造平屋253平方b)、発達障害者支援センター棟(同造2階建て延べ1170平方b)、旧看護師宿舎(同造2階建て延べ529平方b)、医師公舎、プールを解体した後に建設するが、工事中も各機関が業務を継続できるような建築方法、移転方法を基本設計の中で求める。
 新施設の規模は、延べ9000平方b。構造や階数、配置などは基本設計の中で決める。施設の内訳は、中央児童相談所600平方b、一時保護所900平方b、診療所(外来)850平方b、診療所(病棟)900平方b、リハビリテーション(理学療法・作業療法・言語聴覚療法)750平方b、障害児通所支援550平方b、その他450平方b、事務・管理スペース2150平方b、共用ゾーン1850平方b。
 屋外には、運動スペース、プール、駐車場(利用者用40台、公用車用13台、職員用120台)、外構、植栽、高知若草養護学校の通学バス駐停車スペース、高知若草養護学校子鹿園分校への通学用渡り廊下などを配置する。
 概算工事費は既存施設の解体撤去、外構、備品などを含み約26億円。