日本工業経済新聞社(群馬)
2013/08/26
【群馬】特養つどい増床へ近く補助内示 県介護高齢課
県介護高齢課が本年度の特別養護老人ホーム整備費補助で、20床の増床を計画する社会福祉法人へ近く内示することが分かった。内示予定先は藤岡市内の社会福祉法人伸和会で、運営する特別養護老人ホーム『つどい』の増築を予定している。施設はRC造平屋建て・延べ床面積約780uを見込んでおり、すべてユニット型個室となる。交付決定後に入札、工事契約へと移行する見通しで、年度内の完成を目指す。この20床が内示されると、同課が本年度に予定していた全147床分の補助が完了する。
特別養護老人ホームへの整備費補助は高齢者保健福祉計画に基づき、計画的な特別養護老人ホームの整備を行うことで、入所を希望する要介護者やその家族のニーズに対応するためのもの。補助は全額県単費で、社会福祉法人が所管する市町村を通して県へ補助を要望する。補助額は1床につき320万6000円となっている。
増築工事に向けた入札については、県が定める会計指導指針に則って執行される。
特別養護老人ホーム『つどい』は現在、70床(従来型50床、ユニット型個室20床)の定員で運営。今回の増床終了後には90床となる見通し。
増築はRC造平屋建て・延べ床面積約780uで計画されており、20床すべてがユニット型個室となる。
県では、9月補正予算案の編成に向けた準備を進めているが、同課によると、新たに9月補正へ特別養護老人ホーム整備費補助は盛り込まない方針だという。
2014年度の施設整備計画をみると、県整備分は計360床を想定しており、具体的には◇高崎安中圏域で増築20床(安中市内)◇渋川圏域で増築90床(渋川市内)◇藤岡圏域で創設70床(藤岡市内)◇富岡圏域で50床(富岡市内で増築20床、下仁田町内で30床)◇伊勢崎圏域で増築20床(伊勢崎市内)◇桐生圏域で創設60床(桐生市内)◇太田館林圏域で創設50床(邑楽町内)−を見込んでいる。