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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/08/21

【群馬】県太田土木が太田大間々バイパスの新田薮塚工区に事業着手

 県太田土木事務所は、2012年度に供用を開始した主要地方道太田大間々線バイパス鳥山工区をさらに延伸し、新たにL1・9kmを新田薮塚工区として本年度から事業着手する。同工区は、主要地方道足利伊勢崎線から北関東自動車道の側道までを事業区間としており、現道の一般県道桐生新田木崎線をW25mの4車線道路に拡幅する。13〜14年度を用地取得や文化財調査にあて、順調に行けば14年度中に工事着手、16年度の完成を目指して工事を推進する。なお、同工区の全体事業費には16億3000万円を試算している。

 主要地方道太田大間々線バイパスは、主要地方道前橋館林線から途中で主要地方道足利伊勢崎線と交差し、一般県道桐生新田木崎線に接続、そこから同線を拡幅し東西に走る北関東自動車道の側道に接続するまでの約7kmの路線。太田市の中央市街地から北関東自動車道太田薮塚インターチェンジへのアクセス性の向上や、渋滞が激しい状況となっている太田大間々線現道の交通量緩和を目的としている。
 これまでに鳥山工区として前橋館林線から足利伊勢崎線と交差し、桐生新田木崎線に接続するまでの約5000mをW25mの4車線道路として新設工事を実施、12年度に全線で供用開始している。
 本年度から事業着手する新田薮塚工区は、鳥山工区をさらに延伸するもので、同バイパスが接続している桐生新田木崎線を対象に北関東自動車道の側道に接続するまでのL1・9kmを拡幅する。同工区の詳細設計は、三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が担当している。 
 桐生新田木崎線は、現況西側にW2・5mの歩道がついた全幅10・5mの路線でW25mの4車線道路として拡幅する。なお、同区間に大型の構造物は整備されていない。同線の西側に工業団地があることから東側への拡幅となり、現在は地元との協議を含め市道との交差点位置や箇所について設計の中で検討をしている段階。
 地元説明などが順調にいけば本年度から一部用地買収に移り14年度に文化財調査なども平行して進める。スムーズに進めば14年度後半から工事に着手し、16年度の完成を目指して工事を進めていく。全体事業費には16億3000万円を試算しており、本年度事業費は1億円となっている。