建通新聞社
2013/08/20
【大阪】うめきた2期民間提案 9月末にも募集要項
大阪府、大阪市、関西経済連合会、大阪商工会議所、関西経済同友会の5者からなる「うめきた2期区域民間提案募集実行委員会」は、2期区域のまちづくりに関する民間提案募集について、9月末にも募集要項を公表する。その後、10月ごろに参加申請書、12月ごろに提案書類を受け付ける予定だ。
2期区域はJR梅田貨物駅跡地17f。JR東海道支線の地下化やうめきたと関西国際空港を直結する新駅の設置などの基盤整備と、防災機能を備えた大規模な緑地が一体となった開発を計画している。
これまでの大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域都市再生緊急整備協議会の大阪駅周辺地域部会では、2段階の民間提案により、2期区域の開発を進めることを確認しており、今回の提案募集は1段階目に当たる。
1段階目は、前提となる開発条件について提案を求めるもので、事業者は複数決定し、対話を通してマスタープラン案(開発条件)を作成。2段階目の開発事業者の募集に備える。
提案事項は、▽「みどり」についての活用の方法、管理手法、管理財源の確保の考え方、規模・形態・デザイン、東西道路の取り扱い▽事業スキーム、収支の考え方▽防災機能、先行区域を補完する都市機能の考え方▽エリアマネジメントの考え方▽段階的な開発の進め方−など。
2段階目となる開発事業者の募集は、2015年度以降になる見通し。
2期区域の基盤整備については、1段階目の民間提案(マスタープラン作成)と並行して進め、14年度中に更地化を完了。15年度からJR東海道支線地下化・新駅(23年開業)や道路・公園(26年全体完成)などの整備を進める。