建通新聞社四国
2013/08/20
【愛媛】夜昼道路区間の設計を長大に委託
愛媛県は、2013年度に新規事業採択された地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道の夜昼道路(延長4・2`)区間の測量・設計を長大、地質調査を中央開発と基礎地盤コンサルタンツに委託した。8月下旬に八幡浜市で事業説明会を開き、後に現地調査に入る。
現地測量と道路詳細設計は長大松山事務所(松山市)に委託、期間は14年3月25日まで。地質調査は大洲市平野地区を中央開発四国支店(松山市)、八幡浜市郷地区を基礎地盤コンサルタンツ四国支店(松山市)に委託。期間はともに12月31日まで。
地元向けの説明会は、7月下旬に大洲市の自治会長など代表者に説明、8月下旬には八幡浜市の関係住民へ測量などの立ち入り調査の了承を得るための説明を行う。
説明会後に現地測量や道路詳細設計を進め、年度末の設計完了後に再度、住民に具体的な事業計画や概要説明を行い、用地買収や境界確認などと諸作業を進めるため、工事着手は数年先となる。
区間内のメーン構造物は約2・7`の夜昼トンネル。
大洲・八幡浜自動車道は、大洲市北只の松山自動車道大洲北只インターチェンジ(IC)から八幡浜市保内町喜木の保内ICまでの約14`を自動車専用道路として整備している。うち終点側から事業着手し、八幡浜市保内町喜木の保内IC〜同市大平の八幡浜IC間の「名坂道路」2・3`は13年3月に供用開始。
八幡浜市大平〜郷(八幡浜東IC)間の「八幡浜道路」3・8`については、千丈トンネルを15年7月の完成目指し建設中で、次いで15年度に松柏トンネル(延長1090b)に着工し、19年度中の供用を目指す。
今回、事業採択された夜昼道路は、八幡浜市郷の八幡浜東IC〜大洲市平野の平野ICまでの4・2`、2車線・幅員9b。郷と平野地区を直線で結ぶ新夜昼トンネル(延長2・7`)などを建設し、10年間での整備完了を目指す。
夜昼道路の事業着手により、未整備区間は起点となる大洲北只IC〜平野IC間の「大洲西道路」約3`となり、区間内には構造物としては大洲西トンネルの建設が計画されている。