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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/08/13

【群馬】9日に適正取引に関する講習会が開かれる

 群馬県建設業協会と建設業適正取引推進機構の共催、群馬県建設産業団体連合会の協力による建設業の適正取引に関する講習会が9日、前橋市内の群馬建設会館で開かれた。当日は協会員のほか、同連合会に加盟する団体からも多数が参加し、約300人が聴講に訪れた。
 冒頭、あいさつに立った同協会の青柳剛会長(同連合会長)は「本日の講習会は建設業を経営していく上で、基本的な法整備の情報提供。どんな状況下でもコンプライアンスの精神は大切であるが、ただ単に法令順守ということにとどまらない、一歩進んだ『地域の中で建設業が果たす役割』をどうしたらいいか、どういった経営をしていったらいいか、コンプライアンスの考え方を上手に企業経営に反映させることが大事」と強調し、続けて「各企業の皆さんにとって、本日の講習会が有意義なものになるよう期待する」と呼びかけた。
 その後、建設業適正取引推進機構の庄司芳次相談指導部長が不公正な取引方法の違反事例を紹介。建設関連では、ロックマン工法による下水管渠施設工事業者が同工法協会施工部会の非会員に対し、同工法に用いる専用機械の貸与と転売を拒絶するとともに、専用機械の販売業者も非会員に対して同部会への入会が認められない限り、専用機械の販売などを拒絶していたなどの行為が独占禁止法19条に違反していたとの認識を示した。
 このほか、県廃棄物・リサイクル課不法投棄対策第一係の星野毅係長が10月1日から施行される『群馬県土砂等による埋立て等の規制に関する条例』の詳細を講義。さらに、県警本部からは暴力団対策法の一部改正、県の暴力団排除条例の概要が説明された。