建通新聞社
2013/08/13
【大阪】池上下宮線など2線用買本格化へ 大阪府
大阪府都市整備部は、2013年度建設事業評価審議の対応方針原案で事業継続としている街路3事業のうち、池上下宮線と大阪岸和田南海線(府中工区)の2事業について、2014年度末までに用地買収を終え、16年度末までに完成させる方針。十三高槻線については1期区間を14年度末に完了し、引き続き2期区間に着手。20年度の完成を目指す。
池上下宮線は、国道26号と大阪和泉泉南線を接続するバイパス道路として計画。延長400b、幅員20〜30bの2車線道路(両側歩道)を整備するもので、全体事業費に22億3000万円を概算している。用地買収率は53%。遅延要因となっていた地図の訂正が完了し、今後、用地買収を本格化させる。建設地は和泉市伯太町4丁目。
大阪岸和田南海線は、市道泉大津坂本線の交差部(和泉市黒鳥町)を起点に、途中、国道480号と交わり、終点・和泉中央線(同市府中町)に至る延長900b区間を計画。幹線道路ネットワーク機能と防災機能の強化を目的に、幅員22〜24・5bの2〜4車線道路を築造する。自転車・歩行者道は両側に設置。全体事業費は40億円を概算。用地取得率は47%。
全区間中、和泉中央線から国道480号までの延長260bは12年3月に供用済み。
残る延長640bについては、用地境界の確定と埋蔵文化財調査が長期化したため、当初計画より事業期間を6年延期。今後、用地買収を本格化し、まとまった部分から着工。16年度末の完成を目指す。
十三高槻線の正雀工区については、1期区間が13年度末に本線を供用し、15年度末に収束するため、2期区間を集中的に取り組む方針。2期区間の用地買収率は22%。14年度以降は、用地買収の完了した区間から順次着工し、20年度の完成を目指す。全体事業費は256億円(1期区間含む)。
2期区間は豊中岸部線から西側の延長約650b。幅員20〜45b(2〜6車線、両側自転車・歩道)の道路を築造する。建設地は吹田市南正雀1丁目など。