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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/08/09

【群馬】赤堀中を9〜10月公告へ 伊勢崎市

 伊勢崎市は、赤堀中学校移転新築工事の初弾工として、メーン施設となる校舎および体育館を建築・電気・給排水衛生・空調工事の4分離で9〜10月中にそれぞれ一般競争入札で公告する。これらの請負契約は12月市議会へ上程する議会案件となる。来年度は武道棟、プール、テニスコートや外構工事などを施工し、2015年4月1日の開校へ向けて整備を進めていく。

 赤堀中学校の移転場所は、西久保2丁目地内にある赤堀消防署東側の敷地約4万7000u。敷地内西側へ校舎などの建物を建設し、東側にはグラウンドを整備する。現在は校舎および体育館の実施設計を先行して協同組合群馬県建築設計センター(前橋市)が行っており詰めの作業を進めている。主体で設計を進めているのは福島建築設計事務所(前橋市)で、2013年2月末日までの履行期限で全施設の設計が完了となる。
 校舎はRC造2階一部3階建て、延べ床面積8400u。体育館はRC造2階建て、延べ床面積1900u。工事は、校舎および体育館の建築・電気・給排水衛生設備・空調を4分離発注する。9月〜10月中に公告し、本契約へ向けて12月市議会へ上程する予定だ。
 新校舎はエアコン完備で木材をふんだんに利用した内装とし、ぬくもりある学習環境に整える。環境学習の意欲向上を推し進めるため、太陽光発電設備(20kW)も南校舎の屋根面に設置する。
 校舎1階には普通教室や特別教室(理科室、技術室、被服室、調理室)、職員室などを設けるほか、メディアホールという図書室とコンピューター室が一体化し、さらに自主学習スペースも備わる情報収集や共有などに便利な学習空間が誕生する。
 メディアホールから中庭に出ると読書テラスが設けられ自由に読書や雑談を楽しむことができる。テラスには南北校舎をつなぐ渡り廊下への大階段があり、利用の仕方によってはテラスが学習発表会などに便利なステージに早変わりする。青空教室にも最適な場所となる。
 2階は普通教室が配置されるほか、美術室や多目的ホール、教室外の空間をうまく利用した大きな多目的スペースを確保する。
 体育館は1階にステージとアリーナ、器具庫や更衣室、部室などを、2階は卓球室やハーフバルコニーとなる。
 本年度の当初予算には、校舎および体育館の建設工事費として6億9660万円を計上しているほか、14年度までの債務負担行為では16億2540万円を設定、計23億2200万円となる。
 来年度は武道場、プール、テニスコート、グラウンドや、駐車場、ロータリーなどの外構工事が発注となる。
 武道場はS造平屋建て、延べ床面積約450uを予定しており、プールは25m(6コース、水面積325u)、部室棟は部室と器具庫とトイレが一体化した施設となる。外構関連は校舎北側に正門エントランス広場や職員用駐車場80台、生徒用駐輪場840台の配置計画があり、校舎南側は植栽工やテニスコート4面、校舎東側のグラウンドには陸上トラック、サッカー場、ソフトボール場、野球場がそれぞれ十分に確保できるレイアウトを予定している。