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建通新聞社四国
2013/08/09

【高知】WTO対象の複合施設を9月に公告

 高知県教育委員会は、高知市追手筋2丁目に高知市と合同で整備する新図書館など複合施設の建築主体をWTO対象の一般競争で9月下旬に公告する予定。3〜4者のJVとなり、12月議会での承認を目指す。このほか、電気、昇降機、空調、衛生の各設備工事もほぼ同時期の公告を目指している。
 新図書館など複合施設の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造5階建て延べ2万0349平方b。1階に点字図書館、エントランスロビー、配送作業スペース、読書室、カフェなど。2階に一般書庫開架スペース、、児童コーナー、点字書庫など。3階に健康・安心情報とビジネス・農業・産業支援のサービススペース、高知県関係資料コーナーなど。4階にホール、学習室、集会室、事務室など。5階にこども科学館など。中3階、中4階、中5階に書庫を配置する。
 工事費は、設計労務単価の引き上げや資材単価の上昇を踏まえ、6月補正で9億0263万円(2015年度までの債務負担行為)を増額した。増額後の累計は104億9302万円で、内訳は、建築主体71億4324万円、電気設備12億7386万円、昇降機設備1億3914万円、空調設備14億4154万円、衛生設備4億9524万円。
 今後は、15年8月に建築工事を完了し、引っ越し・開館準備などを経て15年度末のオープンを予定している。
 建築の実施設計は佐藤総合計画・ライト岡田設計業務共同企業体(JV)、こども科学館実施設計は丹青社・ユーエスケーJVが担当。