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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/08/09

【茨城】県営繕課 県北特別支援校プロポは三上・眞JV

 県土木部営繕課は、常陸太田市立瑞竜小学校跡(瑞竜町)に新設する(仮)県北地区特別支援学校の設計プロポーザル(技術提案)で選定結果を公表した。最優秀が且O上建築事務所(水戸市)・眼チ建築設計室(同)JV、優秀が褐j設計(東京都)・樺c建築設計事務所(水戸市)JV。今後、最優秀者と契約し下旬から設計が始まる予定だ。
 県北地区特別支援学校は、敷地1万7648uのうち、運動場の敷地9336uに小中学部が入る校舎を新築(増築)するほか、高等部が入る既存校舎(管理・教室棟)を改修する。小学部、中学部、高等部の3部からなる約180人を想定。
 新築棟(増築棟)がRC造3階延べ2800u程度、改修棟がRC造3階延べ2268uを想定。概算事業費は新築棟が外構も含め約8億4000万円、改修棟がバスローターリーも含め約1億2000万円。
 県では、県内外を問わない代表構成員と、県内に事務所を置く構成員の2者JVなどを対象に、ことし5月にプロポを公示。提案に際し、校庭に立地する樹齢80年の桜木「瑞桜」を生かした施設・景観計画などを求めた。
 公募の結果、7者で技術提案を競技がスタート。7月18日には審査委員会(第1次)で参加表明書とプロポ提出書類を評価し、ヒアリング実施者を5者程度選定。その後、同29日の審査委員会でヒアリングが実施され、最優秀案と次点優秀案を選定、8月6日に特定された。
 今後、契約を済ませて下旬から基本・実施設計がはじまる。これを来年3月下旬までにまとめた後、来年度から改修工事、増築工事などを行う。
 2015年4月1日から、既存校舎の改修部分(高等部として利用する部分)を活用して小学部を先行開校させる。その後、16年4月1日から小中高が全面開校する予定だ。