建通新聞社
2013/08/08
【大阪】東側20棟を先行 千里桃山台住宅再整備
大阪府住宅まちづくり部は、千里桃山台住宅の既存住棟全31棟のうち20棟の再整備に先行して着手する方針。2013年度は再整備基本計画を策定し、14年度以降の基本・実施設計を目指す。基本計画策定業務は公告済みで、8月19日に入札し委託先を決定する。納期は14年3月14日。
先行するのは、同住宅内の商業施設・近隣センター以東の既存住棟B−1〜20号棟で、鉄筋コンクリート造4〜5階建ての中層住宅20棟(管理戸数613戸)。西側の11棟と比べ耐震性が低く、再整備を急ぐ。敷地面積は5・09f。場所は吹田市桃山台1丁目。
基本計画では簡単なゾーニングと工程ぐらいまでを固め、基本設計に備える。
通常、基本計画、基本設計、実施設計をそれぞれ1年程度の工程で進めるが、今後、基本計画の策定作業と並行して吹田市との調整(条例関係)が必要となるとしており、基本設計の着手時期は市との調整に左右されるもよう。
同住宅は、北大阪急行南北線・桃山台駅と阪急千里線・南千里駅に挟まれた敷地6・8fに位置。建設は1966年度。全31棟(管理戸数1040戸)からなり、東側の再整備を先行。西側(桃山台2丁目)の11棟(B−21〜31号棟)についても今後、吹田市との協議を進め、まとまり次第、再整備に着手する。