建通新聞社(神奈川)
2013/08/06
【神奈川】神奈川県県西土木事務所小田原土木センター 早川橋と坂呂橋 橋脚耐震補強設計の見直し
神奈川県県西土木事務所小田原土木センターは、早川を渡河する早川橋と、中村川を渡河する坂呂橋について、橋脚耐震補強設計の見直しを行う。8月末ごろに業務を委託。2013年度末までの納期で見直し設計を作成する。
12年3月に改訂された道路橋示方書に基づき橋脚耐震補強設計の見直しを行う。橋梁の長寿命化にも配慮するとともに、新技術・新工法の適用も検討することで、コスト縮減も図る。
早川橋は、二級河川早川を渡河し、国道135号に架かる。場所は、小田原市早川。7径間で、橋長は142b。上部構造形式は、単純PCT桁。下部構造形式は半重力式橋台・T型橋脚(柱小判)。1959年の完成。
坂呂橋は、二級河川中村川を渡河し、県道709号(中井羽根尾)に架かる。場所は、小田原市小竹。3径間で橋長は25b。上部構造形式は、単純RCT桁。下部構造形式は、重力式橋台・ラーメン橋脚。54年の完成。
02年度版の道路橋示方書で耐震補強設計を行ったが、12年3月に道路橋示方書が改訂されたため、改訂内容を整理し、橋脚の耐震補強設計の見直しを行う。また、早川橋の耐震補強設計では、橋脚が早川の左右岸の堤体に配置されていることから施工時に必要となる仮設設計を行う。
工種ごとに数量算出要領に基づき数量を算出。この結果に基づき概算工事費の算定する。