建通新聞社(神奈川)
2013/08/02
【神奈川】リニア駅を橋本駅周辺に リニア中央新幹線建設促進神奈川県期成同盟会が総会
リニア中央新幹線建設促進神奈川県期成同盟会(会長・黒岩祐治神奈川県知事)は2日、横浜市内で13年度総会を開き、「橋本駅周辺」への神奈川県駅設置などを内容とする大会決議を行った。
黒岩会長は、「神奈川県リニア駅は、降りたくなる駅≠ニしたい」。地元では、まちづくりの機運が盛り上がっている。秋にはアセスの準備書が提出され、新たな局面を迎える。力を合わせて早期実現に向かいたい」とあいさつした。
「橋本駅周辺」のある相模原市の加山俊夫市長は、「JR東海さんには、駅の建設は自社負担という大きな決断をしていただいた。利用者の利便性、快適性を向上させ、県の更なる発展に寄与したい」と述べた。
期成同盟会の13年度事業計画は、要望・陳情活動、情報収集・分析、説明会・講演会開催−など。
総会決議では、@早期着工・全線同時開業A農地転用、大深度地下利用の円滑な行政手続きB神奈川県駅を「橋本駅周辺」に設置し、地域の発展に資するC駅、ルートなどは可能な限り周辺への環境を低減D建設工事には地元企業に受注機会を拡大する−などを決定。この内容で要望活動する。
リニア中央新幹線の東京−名古屋間計画は、秋にJR東海が環境アセスメントの準備書を提出し、ルート、駅、立て坑などの位置を示す。