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建通新聞社
2013/08/02

【大阪】大阪府不動産会館が建替へ 設計者を公募

社団法人大阪府宅地建物取引業協会(大阪市中央区船越町2ノ2ノ1)は、同地にある大阪府不動産会館を建て替える。現会館の構造・設備などの老朽化に伴うもので、不動産業界のけん引役としての同協会にふさわしい「不動産総合会館」の創設を目指す考えだ。総事業費は約6億円。8月2日に新会館建設工事の設計者の公募を開始し、8月26日に説明会を行った後、9月17日から30日まで参加表明書や技術提案書などを受け付ける(8面民間公募欄に関連記事)。
 新会館は、大阪市中央区船越町2丁目の現会館を建て替える形で整備する。延べ床面積約2300平方bを想定しており、同協会やテナントの事務所、会議室(約15人・約20人・約180人収容を含む3部屋以上)、商談スペース(ミーティングスペース)、作業室などを設ける。駐車場は3台、駐輪場は20台程度を確保する。
 構造や制震、免震、耐震などの地震対策は設計者の提案により決める。
 10月中に応募提案を審査して設計者を決め、11月〜2014年2月に基本設計、同年3〜4月に実施設計を行う。同年7月には現会館の解体に入り建設工事に着手、15年4月の完成を目指す。
 同協会は、大阪市中央区周辺で現会館の移転候補地を検討してきたが、ふさわしい物件が見つからなかった上、12年度に行った耐震診断結果で現会館の強度不足が判明したことで、早急に対策を講じる必要があると考え、現在地に新会館を建設することを決めた。