日本工業経済新聞社(埼玉)
2013/08/01
【埼玉】杉戸町が防災倉庫建設へ今月上旬に一般競争
杉戸町は、役場敷地内へ防災倉庫を増設する。今月上旬に工事を一般競争告示する。事業費は3000万円前後の見込み。竣工は2014年1〜2月ごろで想定。建物は2階建てとし、洪水や大雨で1階まで浸水した場合などにも対応できるようにした。延べ床面積は約250u。設計は直営で進めた。
役場敷地内にはすでに防災倉庫を1つ設置しているが、東日本大震災を機にさらに防災機能を高める観点から増設することにした。
町では今年度から杉戸宿事業をスタート。事業に合わせた外観とするため、設計を自前で手掛けることによって、江戸・明治時代のような蔵をイメージするなど、こだわりを出すことができた。
これまで、木造の中央幼稚園舎や泉保育園舎の設計を内部でまとめたことはあったが、RC造の建物の設計は初めて。型枠や鉄筋使用などこれまでと条件が異なる点も多かったが、木造施設と同様、構造計算のみ委託し意匠設計は内部で対応。職員のスキルアップも兼ねて他の執務を行いながら、4〜7月の4カ月程度でだいたいまとまった。