建通新聞社
2013/07/30
【大阪】市大杉本キャンパス施設再配置へCM改修
大阪市立大学は、杉本キャンパスの施設再配置に伴い田中記念館などの4施設について、コンストラクションマネジメント(CM)方式により改修する計画だ。8月7日にも公募型指名競争入札でCM業務の受託者を決定し、基本設計を進めながら9月下旬までに工事費を概算。その後、受託者が発注者の代理として、設計者、施工者、工事監理者を選定する。早ければ2014年6月上旬に工事契約し、15年3月末の完成を目指す。
CM業務では、基本設計を作成し、耐震改修や内装、外壁改修の概算工事費を算出するほか、旧法学部棟改修後の耐震診断書の作成、田中記念館のレイアウト変更に伴う耐震性の確認を行う。
併せて、実施設計と工事監理者を建築・設備一括により選定。実施設計者への指導も行いながら、施工者を選定する。
実施設計者の選定は、価格と技術力を総合的に評価するためプロポーザル方式を検討。施工者については入札による選定方法を大学側と協議し決定する。
対象施設の規模、改修内容は次の通り(@築年A既存規模B現用途C改修内容)。
▽田中記念館(管理棟、食堂棟、講堂棟、ホール棟)@1974年A鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ3327平方bB食堂、ホール、宿泊室、事務室、管理人室などC用途変更の対象室を含む全館の内装改修、講堂などの天井耐震化(落下防止対策)
▽旧法学部棟@73年A鉄筋コンクリート造3階建て延べ724平方bB事務室、研究室C垂直動線の整備、耐震補強、全館の内装、外壁改修
▽学生サポートセンター@34年A鉄筋コンクリート造2階建て延べ3509平方bB事務室C用途変更対象室の内装改修と一部外部建具の更新
▽旧図書館第1倉庫@34年A鉄筋コンクリート造5階建て延べ1242平方bB倉庫C耐震補強と全館の内装、外壁改修