建通新聞社(岡山)
2013/07/29
【岡山】本年度に方向性検討 美作市本庁舎耐震化
美作市は、市役所本庁舎(写真、美作市栄町38ノ2)の耐震化を計画。2013年度に学識経験者や地元代表者などを加えた委員会を立ち上げ、既存建物の耐震補強工事を行うのか新たな庁舎を建設するのかの検討を進める考え。
14年度中には整備の方向性を決め、早ければ15年度から建設工事に着手していくことを目指している。整備方針が決まれば設計を外注するなどの具体化が見込まれる。
災害時に対策本部を設置する拠点施設となる本庁舎は1979年に建設された鉄筋コンクリート造4階建て延べ3227平方b。築後34年が経過しており、11年度に啓設計(岡山市)に委託して行った耐震診断では、1階部分の柱などの強度不足が指摘されている。また、教員委員会などの主要機能が各地に分散されている現状を解消し、市民サービスと行政効率の向上を図る観点からも整備が急がれている。