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建通新聞社
2013/07/24

【大阪】東大阪中鴻池建替5期2棟 議会案件で

大阪府住宅まちづくり部は、東大阪中鴻池住宅(現鴻池第2住宅)建て替えの第5期事業で、既存住棟6棟を新住棟2棟に集約し建設する計画だ。2棟の建築本体工事は1棟を9月初旬、もう1棟を10月下旬ごろに条件付一般競争入札で公告し、12月議会と2014年2月議会に契約議案を諮るスケジュールを組んでいる。16年3月の完成を目指す。
 同住宅は1963〜65年度に建設された中層耐火による5階建ての住棟23棟からなる府営住宅。設備の老朽化が著しく、約23%の住戸で洗面・浴室が設置されていない。場所は東大阪市中鴻池3ノ9ノ49他。
 建て替えは中エリア、西側エリア、東側エリアの順に進めており、これまでに中エリアの建て替えを完了。本年度からの5期事業で西側エリアに着手し、既存住棟6棟を建て替える。
 新住棟は2棟で計画。規模はともに鉄筋コンクリート造14階建て延べ約7700平方b。各112戸を配置する。実施設計は建築を高橋建築設計事務所(堺市堺区)、設備を木村設計計画研究所(大阪市淀川区)が担当した。
 現在、既存住棟5棟分の解体工事を10月中旬までの工期で、北野建設(富田林市)と森本組(東大阪市)で施工中。残る既存住棟1棟については、新住棟の完成後に別途解体工事を発注し撤去する。跡地には公園などを整備する。
 また、新住棟の建築本体工事に先立ち、5期エリア東側にある既存宅地内道路の歩道を広げるため、工事の発注準備を急いでいる。同道路は完成後、市に移管する。
 建て替え事業は、2007年度に実施設計に着手。これまでに4期分の建て替えが完了しており、5期事業完了後、6〜7期事業で東側エリアを建て替え、全て完了する計画となっている。総事業費は約143億円(新規事業評価時)。