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建通新聞社四国
2013/07/23

【高知】土地改良事業と耕地防災事業に33億円

 高知県農業振興部は、農業基盤課と各農業振興センターが進める2013年度の公共事業箇所をまとめた。総事業費は33億6687万円(3月補正含む)で、内訳は、県営土地改良事業費が14億7771万円、耕地防災事業費が18億7946万円、土地改良指導費が970万円。今後、工事・調査などを順次発注・外注する。
 発注機関別の事業費は、安芸農業振興センターが6億1554万円、中央東農業振興センターが7億7120万円、中央西農業振興センターが6億8653万円、須崎農業振興センターが10億3029万円、幡多農業振興センターが2億5550万円、農業基盤課が781万円。
 安芸農業振興センターでは、新規箇所として県営中山間総合整備事業の安芸地区で測量設計、農村災害対策事業の伊尾木地区でため池や津波避難タワーの設計に着手。このほか県営ため池等整備事業の小谷池などで耐震性能照査、西山地区で堤体工、芸西地区で取水設備、ゲート製作・据付などを実施する。
 中央東農業振興センターでは、新規箇所として県営ため池等整備事業の野市地区で測量設計、工質調査に着手する。このほか、かんがい排水事業の物部川合同堰で頭首工改修、香我美第1地区でポンプ設備改修。農村災害防止対策事業の松ヶ丘地区でため池の設計・仮設道工、排水路工、土留工。県営ため池等整備事業の烏川地区で護岸工事、、南国市中部地区で実施計画策定などを行う。
 中央西農業振興センターでは、かんがい排水事業の西畑地区と仁ノ地区でポンプ設備改修、高知市東部・朝倉堰・宇佐福島地区で機能診断・機能保全計画策定。地すべり防止事業の泉3期地区で集水井工と土留工、稲村3期地区でアンカー工、別枝2期地区で集水井工。農村災害対策整備事業の吾川地区でアンカー工と避難誘導灯整備などを進める。新規箇所はなし。
 須崎農業振興センターでは、新規箇所として農村災害対策整備事業の津野地区でアンカー工設計に着手する。このほか、かんがい排水事業の桐間地区と中ノ浦地区でポンプ設備改修など。県営中山間総合整備事業四万十窪川地区でほ場整備、用排水路工、測量設計など。農村災害対策整備事業の興津地区で津波避難タワーの設計と補強、緊急避難路整備など、梼原北地区で水路工と緊急避難路整備などを行う。
 幡多農業振興センターでは、新規箇所としてかんがい排水事業の楠島地区で電気設備改修、経営体育成基盤整備事業の入田地区で測量設計、県営ため池等整備事業の大月地区と宿毛東地区で測量設計と土質調査に着手する。