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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/07/22

【群馬】草津町、「熱の湯」設計はK計画に委託

 草津町は、来年度に建て替え工事を予定する文化伝承施設「熱の湯」の設計業務を湯治体験施設「御座之湯」の基本・実施設計を手がけたK計画事務所(北山孝二郎代表、東京都世田谷区)に委託し、作成を進めている。本年度に入り指名プロポーザルを実施したところ2者が参加し同社を特定、打ち合わせを開始している。
 熱の湯の建て替えは、北山創造研究所(東京都港区)の北山孝雄氏が基本構想を監修した湯畑周辺再整備事業の1つ。耐震性に問題を抱える現在の「熱の湯」を解体し、同箇所に新築する。大正ロマン風の情緒を持つ施設を予定する。既存施設は1961年に整備後、改築や補修工事を重ねてきたが、耐震診断の結果を踏まえて新築が決定した。新施設は敷地面積350・4uにW造2階建て、延べ床面積297・5uで計画。新施設も現施設と同じく、湯もみや落語、演芸などを楽しむ場となり、快適性を重視し内装設備も一新する。
 湯畑再整備事業は、湯畑に面した町有地に湯治体験施設と和風回廊を持つ湯路広場を新設し、「熱の湯」を建て替えるもの。2011年度に開始され昨年度に湯治体験施設「御座之湯」を建設しことし5月にオープンを迎えた。本年度は駐車場となっている旧七星館跡地に湯路広場を佐田建設(前橋市)の施工で建設する。