トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2013/07/22

【群馬】県館林農村整備Cが渡良瀬川中央4期地区を推進

 県館林農村整備センターは農村地域防災減災事業の渡良瀬川中央4期地区で、本年度は2件の水路工計600mと付帯工事1件を計画している。工事は、いずれも9〜10月の発注を予定しており、水路工については2件ともに北部用水の本体工事で、設計がまとまるのを待って一般競争入札とするか、指名競争入札にするか決める。また、北部用水の本体工事が本年度で完了することから、来年度からの工事着手に向けて当郷用水路の設計を7〜8月に指名競争で委託する。

 農村地域防災減災事業を推進している渡良瀬川中央4期地区は、都市化や地域開発などが原因で現況水路では十分に排水できず、湛水被害が発生していることから地区内の水路改修を計画。全体事業費は29億5600万円で、事業費ベースでの進捗率は2012年度までで14億2949万9000円(50・5%)となり、本年度事業費は1億5582万5000円を計上。
 本年度は7〜8月に北部用水路で水路工事を2件、9〜10月に安全施設などの付帯工事を指名競争で予定し、水路工事については一般競争となるか、指名競争となるかは今後検討していく。
 また、当郷用水路では、来年度からの工事着手に向けて設計を委託する。
 北部用水路は、途中東北自動車道をくぐり東西に延びる水路となっており、本年度工事を行うのは、東北自動車道から西側の区間計L600m。既存水路の断面は1300o×1200oで、これを1600o×1200oのフリューム水路に更新する。また、複数の箇所で水路が道路下を通っていることから、その区間計L100mではボックスカルバートを使用して更新を行う。また同水路では、昨年度までに実施した工事区間で法面保護工や安全施設としてネットフェンスやガードレールの設置工事を計画しており、9〜10月に指名競争で発注する。
 本年度で北部用水路の本体工事が終了することを受け、来年度からの着工を目指し当郷用水路の設計を7〜8月に指名競争で委託する。
 同水路は、東武鉄道渡瀬駅の東側を通り、南北に走る全長1・4kmの路線で、仲伊谷田承水溝と北側でつながっている。現況水路はブロック積み護岸で断面は上部2m、下部1・2m、高さ1・2mでこれを撤去し断面は変更せずにフリューム水路に更新する。
 工事は来年度からの着工を予定しており17年度までの4カ年で推進していく。