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建通新聞社(神奈川)
2013/07/19

【神奈川】UR都市機構神奈川地域支社 殿町三丁目地区調査 画地測量設計に委託 大街区など宅地案を検討

 UR都市機構神奈川地域支社は、2013年度の「殿町三丁目地区事業推進等関連検討調査」を画地測量設計(東京都目黒区)に委託した。区画整理を行っている同地区で、大街区を含めた効率的な宅地分割案などを検討する。納期は2014年3月25日。
 今回の委託では、区画整理事業の完了に向け、終了認可図書の作成と併せて、宅地販売に向けての条件や資料の作成、販売推進策、大街区などの検討を行う。
 事業完了に向けては、詳細なスケジュールを作成。区画整理登記に関して法務局や権利者との協議資料を整える。宅地販売に関しては、画地割りの計画を策定。大街区として予定しているA地区などの販売に向けて、宅地切直し計画の検討や、課題の整理などを行う。
 区画整理は、羽田空港の南西、多摩川の対岸に位置する「川崎市殿町地区」が対象。京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区の「キングスカイフロント」に位置付けられている。
 UR都市機構と川崎市が施行者となり、約23fの土地区画整理事業(ヨドバシカメラ所有地を含む)を2010年から開始。11年から順次、土地利用と施設立地を進めている。基盤整備を行う土地区画整理事業は13年度でほぼ完了する目標。整備された土地をどう活用するか、にキングスカイフロントの成否がかかっている。
 大街区は、都心部における土地のポテンシャルを生かし、ニーズを踏まえた土地の有効高度利用を実現するための手法。大型の街区を創出することにより敷地の一体的利用を図る。国土交通省は、都市再生緊急整備地域などで多様な機能が備わった都市拠点を形成するのに有効としている。